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バルコニー水やり

雨雲当番ポタン

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はじめに(1)

位置図学校

6月のある日の放課後のことです。
4年生の結衣(ゆい)と陽太(ようた)は、クラスで育てているアサガオの世話をしていました。

「今日の天気は、晴れ」
結衣は観察日記を書きながら、近ごろ雨が少ないことに気づきました。
日記を見直すと、この10日間ほど「晴れ」が続いています。

「こんなに雨が少なくて、アサガオはちゃんと育つのかな。」
結衣が言うと、じょうろで水やりをしていた陽太も心配そうな顔をしました。

アサガオや花だけではありません。水はいろいろなところで使われています。
「ぼくたちが使っている水も足りなくなるかも。雨がふってくれないとこまるね。」

陽太がそう言ったとき、すぐそばで「ごめん。」という小さな声がして、アサガオの葉についたしずくから、まぶしい光があふれ出しました。

解説本文