よくわかったわね！
水を共有している「流域」というはんいは、とても大事なの。
水のめぐみを、みんなで分け合っているのですからね。
川の上流のほうを見てごらん。山がつらなっているでしょう？


ここに雨がふったら、山のこっちにふった雨が、
みんな川のほうに向かって流れてくるのがわかるかしら。
この山をつないだ線の内側のこと、つまり、ふった雨が集まってくる
はんい（ばしょ）のことを、「流域（りゅういき）」というのよ。

山から川へ、そして海へ、じょうはつして雨がまたふって・・・　
という「水じゅんかん（エピソード１）」は、
この流域（りゅういき）の中で、ぐるぐると、くりかえされているの。

だから、流域（りゅういき）の中に住んでいる人々や生き物は、
この中をぐるぐるとめぐっている水を、みんなで、くりかえしつかっているのよ。

次の人や、生き物のためにも、水を汚さないように、上手に使わないとね！！

さあ、約束の雲のかけらよ。わたしは先に雲のかみさまのところへもどって、ポタンを待っているわ。